初めまして!Sea Point NIIGATA運営会社 株式会社ニイガタ移住計画 取締役の星亜矢子と申します。お会いしたことのある方は、ご無沙汰しています<(_ _)>
実は以前、会社員を辞めてフリーランスになり、シーポイントプレミアムメンバーに加入するという経験をしています。
興味を持ってこちらのページに辿り着いてくださった方、人生において働き方を見直したいと思っている方のご参考になればと思い、本日は私の働き方の変化をお話できればと思います。興味があったらご一読ください。
会社員からフリーランスになるまでの話
初めて就職したのが2003年春。専門学校を卒業してすぐに就職し、その後転職もしましたが約15年間会社員として働いていました。
ある日、私は会社を辞めてフリーランスになりました。
会社員時代、会社との関係は良好で仕事にやりがいもありましたし、同じ職場の同僚とランチをしたり、飲みに行ったりと、良い環境に恵まれてきたほうだと思います。ですが、時々違和感を感じることがありました。
毎日同じ時間に出社して、
壁に囲まれた部屋でルーティン作業をこなし、
休みはいつも同じ曜日で、
行きたいイベントは休みが重ならなくて、
有給は気を使うので取りづらい、
売上が上がっても、
簡単に自分の収入は変わらない。
仕事をしている時間は一生の中でも3分1と多くの割合を占めるのに、日々生活の為にだけ働いてやりたいことをやれるようになるのは、定年や退職をしてからなのだろうか。
それまでこのまま歳をとり続けていくのだろうか。一人になってふと将来を考えた時に、そんなことを思うことがありました。
ですが自分の時間が全くないわけでもないですし、休日もきちんとあります。たまに思う程度で深く思い詰めるほどのことではなかったのですが、その違和感は育児を通して大きく変わったのです。
準備が進まない子供を慌てて保育園に連れて行き、ギリギリまで仕事をしてお迎え、帰った途端に夕食の準備、子供なので思うようにいかないことが多く、家事を終えて寝るのは夜中、そしてまた朝から同じことを繰り返す日々。
休日は保育園がないだけで、自分の時間どころか体を休めることもできません。行事で休みをとれば収入が減り、体力も気持ちもすり減っていく日々に限界を感じました。
会社を辞めよう、少しちゃんと息を吸って、そこからもう一度考えよう。会社を辞めてフリーランスを試みることにしたのです。
フリーランスを始めた頃の話
決めてはみたものの、フリーランスとしてやっていける自信があるわけではありませんでした。
ライティング、WEB制作、軽めのデザインや紙媒体の制作、仕事としてやってはきたものの、制作についてはパートで勤務経験として短かったこともあり、プロとして名乗って良いレベルではないのではないかと不安でいっぱいでした。
それでもとにかく辞めてしまったからには何か始めないと、と頭をフル回転させながら、以前テレビで見たボランティア団体に「お金は要らないのでサイトを作らせてもらえませんか?」とメールを送りました。
当時そのサイトはパソコンのみ、スマートフォンではうまく表示されませんでした。スマートフォンで見られるように修正し、小さくて読みづらかった文字が大きくなり、イラストも入れて、サイトが完成しました。
自分がやったことに価値を感じてもらえるのか?スキルとしてお金がもらえるようなものなのか?まずは実績を作らなければ営業もできないと感じた私が、フリーランスとしての一歩を踏み出した当時とった行動でした。
結果喜んでもらうことができ、担当の方からいくつか仕事をご紹介いただくことができました。
意外に困ったこと
嬉しい反面、やってみて困ることにも直面しました。
自分のスキルがまだまだ足りず調べたり考えるのに時間がかかること、育児もあり作業時間が取りづらいこと、制作を始めてから入金までに意外と時間がかかること。
考えてみれば当然です。お客様のスケジュールや都合がある中、自分だけが頑張れば早くできるというものでもありません。進捗の状況次第では入金までに数カ月かかることもあり、その間は無収入になるわけです。
それよりも、思った以上に困ったことがありました。毎日パソコンと向き合うばかりで話す相手がいないということです。スキルやお金の部分は想定はしていたものの、話す相手がいないことがフリーランスとして課題になることは当時想定していなかったのです。
単純に人と話すことができない、スキルの面でもフリーランスの活動も相談したくてもする相手がいない、ネットで調べる情報には限界があり、会社にいた頃は自然と入ってきた生の情報が入ってこない、なんとなく社会から置いてきぼりになっている気がして営業するのにも不安がつきまとい、周りに人がいないことがこんなにも孤独を感じることなのだと知りました。
実力と人脈、シーポイントとの出会い
実力と人脈の重要性を痛感する毎日でした。そこで、商工会議所が主催する創業塾や、スキルアップができそうなWeb制作に関するイベントがあれば様々出てみました。そんな折に勉強会で出会った方から、シーポイントと関わるきっかけになるイベントの運営に誘っていただきます。
Startup Weekend Niigata。週末の56時間で起業をするというイベントです。「起業」の世界に少しでも触れられるのならと運営スタッフに加わり、イベントに関わりました。その開催場所がSea Point NIIGATAだったのです。
56時間、私達はイベントスタッフとして、またSea Point NIIGATAスタッフも食事提供と起業家メンターとして、イベント運営に参加しました。その時に知り合ったのがSea Point NIIGATA運営会社代表取締役鈴木博之氏です。その後、イベントの数か月後に、鈴木よりスタッフにならないかと声をかけてもらいました。
シーポイントプレミアムメンバーになるまで
スタッフと同時に私の状況を知った鈴木に勧められたのが、シーポイントプレミアムメンバーへの加入でした。日々、一人で仕事をすることに孤独を感じていたこともあり、迷わず加入を決めました。
当時のメンバーの皆さんは「スタッフ」、「メンバー」という括りではなく一人の「新しい仲間」として受け入れてくれました。なので、何気に私がプレミアムメンバーズの一員であったことを知らない方もいるかもしれません。それぐらい肩書き以上に人として接してくれたのです。様々不安を抱えていたことが急に楽になりました。
Sea Point NIIGATAについて、いろいろと教えてくれたのも当時のメンバーの皆さんです。まるで以前から知り合いだったかのように接してもらい、温かい気持ちで仕事にも臨むことができました。
また、「これからの新潟を面白くしていこう」とプロジェクトや活動されている方が多く、チームを組んでコンペに挑戦したり、時には補助金をとってWEBサイトの制作をする等、会社や事業は違っても同じゴールを目指す様子は新鮮で、同じ空間にいてワクワクを感じる毎日でした。
時にはスキルを教えてもらうこともありました。プロのデザイナーさんの仕事のお手伝いをしながら、デザインの勉強をさせてもらったり、ライティングの仕事で東京の企業様のプロジェクトを紹介してもらい、実績をつける為の後押しをしてもらったこともあります。
メンバーに加入することでスキルで悩むことも孤独感も減り世界が広がりました。仕事をする上で人との繋がりの大切さを知り、同時に自分自信がメンバーの皆さんに何かお返しができないかと考えるようになりました。
転換期
その結果、仕事の比重が大きくなったものが、Sea Point NIIGATA運営、そして会社経営そのものです。
「ここのメンバーになる人みんなの事業が、うまくいって欲しい」
「ここに来たら事業がうまくいく!!そういうサービスを作っていきたい」
そんなことを想うようになりました。とはいえ、やることは特別なことではありません。どんなサービスにしたらそれが叶うかを考えて、時に皆さんに聞いてみて、実行して、検証して、また考えて、アップデートして、それを繰り返すのみです。
Sea Point NIIGATAは、主に4つのサービスを提供しています。カフェ、BBQ、コワーキング、レンタルスペース。なので、仕事もできるし、遊びもできます。お腹が空いたらご飯を食べて、偶然出会った誰かと話をすることもできます。ただ海を見て考え事をしたり、時にはスタッフと話をしてみたり、その中でヒントを得たり、思い切り遊んで明日の活力にするのも良し!
既に様々なメンバーさんに思い思いの活用方法で活用いただいていて、ですが更に仕事も遊びもバージョンアップを図っていこうと準備を進めています。
また、個人的なフリーランスの仕事はと言うと、続けています。あれもこれも中途半端になりたくないので、フリーランスの頃からお世話になった方からのお話であったり、どうしても私でないと、と言われた時だけですが今もWEB制作の仕事もしています。
壁に囲まれた部屋でルーティン作業をこなし、
休みはいつも同じ曜日で、
行きたいイベントは休みが重ならなくて、
有給は気を使うので取りづらい、
売上が上がっても、
簡単に自分の収入は変わらない。
そんなふうに思うことはなくなりました。収入もやりがいも全ては自分の選択次第。もちろん仕事なので縛りが全くなくなるなんていうことはありません。ですが、自分で選択をするので納得感が違います。
それが元会社員、パート、そしてフリーランスだった私の現在の働き方です。
ですがそれも一人でやっていて叶うものではなかったと思います。周りのメンバーさん達がいて、いつも励ましてもらったり、時に応援したり、お客様が教えてくれることだったり、取引先の方だったり、「人」との関りの中でしか発展ってないなと感じています。
さあ、あなたも新しい働き方で、未来にもっとワクワクしませんか?
そして新しい世界を、僕らと一緒に掴みに行きませんか?